定年延長や人手不足が話題になっています。還暦を過ぎた我々に直接関係がある事なのでニュースや新聞、雑誌の記事がよく目に入るのかもしれません。我々世代は団塊の世代の人達が課長、係長でばりばり働いている頃の新入社員になります。いわゆるモーレツ社員からしごかれた世代なのです。
バブルのころは働き盛りの30前後ですから、給料は安くて投資までは出来ませんでしたが、バブルのときは接待で飲み食いができました。その頃テレビで流行ったCMはリゲイン(栄養ドリンク)で「24時間、戦えますか」というフレーズでした。自分も営業マンでしたから、日にちが変わった頃に終電やタクシーで帰宅し、3~4時間寝て出勤するような毎日でした。今でいえばブラック企業がほとんどの会社だったと思います。
そんな世代が定年退職をむかえたのです。自分の世代は各界でいうと安倍総理、野球の江川、相撲の千代の富士、明石家さんま、海外ではジョブスやビルゲイツといった世代です。特徴はなまいきです。団塊の課長に食ってかかり言うことを聞かないが売上はあげるというイメージの仲間が多くいました。
みんな以外と偉くなり、どこぞの取締役とか多いのですが、役員になったからといっても大変だそうです。世の中、なかなか思うようにはならず、人生も100年の時代とか言われています。もちろん亡くなった仲間もずいぶんといます。反面元気な仲間と飲みにいくとこれからの時間を考え直さなければという話にもなります。
隠居はできません。心がざわついてしまいます。再就職、起業、副業と考えている人ばかりのような気がします。団塊の世代のように、年金も考えたように出るわけではありませんから、団塊の世代の富裕層、浮遊層のように貴族のように暮らしを楽しむことはむずかしいと思います。またそれをまねる世代でもありません。