名刺を依頼されますと、だいたいの場合ロゴマークがあります。新規の開設の場合でもロゴマークを持っているところがほとんどだと思います。自分が起業した頃はどうだったでしょうか。思い出すと何となく高揚感がありますので名刺や封筒に使うものは、一生懸命考えましたがロゴマークまでは作りませんでした。もちろん欲しかったのですが社名を考えるのが精一杯でした。
自分が起業した25年前はバブル崩壊の後でしたが、だれかにデザインやロゴなどを頼むと高額でした。今はどうでしょうか。ネットで低額で何プランかをコンペしてくれ選べたり出来ます。今更ながら、スゴイ時代になったものです。それをネット通販の印刷屋さんで頼めば安く印刷物は作れます。
最近の依頼される名刺で見るロゴの傾向があります。自分で扱う件数ですから、あくまで感想なのですが、同じタイプのロゴが多い気がします。地球を連想させる丸いデザインにグラデーションでカラーリングされたものが多くなった気がします。グラデーションですからカラーが違えばイメージは変わります。これはコンペで作られた風のデザインなのかなと思いながら制作しています。
昔だと社長さんが考えたロゴだとすぐにわかるものが多かったものでした。例えば、アルファベットにちょっと手を加えたものや、漢字・かたかな・ひらがなを自筆で書いたものや、富士山、太陽、植物などと組み合わせたものがよくありました。それなりに想いが伝わってきました。
今風のものは一言でいえば「かっこいい」クールです。大会社のようです。一時、大会社もロゴの変更が多かった時期がありました。合併、統合、吸収と色々なことがありましたからね。いくつかの組織をまとめて、世間に対して新しくなったことをアピールする為にも必要だったのでしょう。
社名も名前はそのままですが、書体やデザインが変わったところが、ほとんどの気がします。かなり歴史的に有名な会社でも変更していると思います。逆に変更していないところを今度調べてみたいと思います。それってスゴイ事だと思いませんか。