八朔(8/1)の日

今年の夏はホントに暑い。久々に九段下の方へ仕事で行ってきました。歩きで回りましたが、汗がとまらず弱りました。帰って鏡をみると顔が日焼けして赤くなっていました。九段下の方を歩くと皇居の石垣などが目にとまります。東京の中の江戸っていう感じがありますね。

今日は八月一日、旧歴だと八朔(はっさく)と言いますね。この時期は稲穂が実り始める時期で、また台風の季節でもあり豊作祈祷の意味をこめて、お供えをしたりするのだそうです。田の実りをお供えするという意味を込めて「田の実の節句」と言うのだそうです。それから頼みに転じて、お互いが助け合うための結束を強める行事になったそうです。

自分が住んでいる府中市は歴史のある古い町で、むかしは武蔵の国の国府があった町です。昔の国府の隣が大国魂神社があり1900年前からあると書いてあります。そんな古い町ですから色々と昔からのお祭りや行事があります。そのなかで八月一日は八朔相撲大会というのがあります。今日も、もちろんやっていたはずです。残念ながら仕事でのぞきにいけませんでした。

この八朔相撲大会は徳川家康が江戸入城した1590年8/1(たぶん旧歴)を記念し五穀豊穣、天下泰平を祈願し始まった時聞きます。幕府も奨励していたと言います。このなかでも子ども相撲が行われていて中々おもしろい行事です。この行事で世の中の災害が少しでもおさまってくれるといいのですが、今年も西日本の災害がありました。

日本は昔から災害を避けて通ることができなかった国なんですね。だからこそ神に、自然に祈り、皆で助け合わないと生き抜けなかったのですね。そのなかでご先祖さん達は必死で工夫して生きてきたわけです。そして、いろんなところにここまで水が来たとか、津波が来たとか、噴火があったとかの記しを残してくれています。

我々も未曾有の災害とか言う前に、もう少し先人の記したものをまじめに考えたほうが良いと思います。人の力ではどうにもならないことが、世の中にはいっぱいありますから。