小商いの時代が来る

NHKの朝ドラで主人公が上京して、ひとりで製作してメーカーとしてやっている人達に感激している場面がありました。それを見ていて自分が学生の頃(バブルよりまえの1975年位)に大学に行く途中のマンションにアパレル関係を志す人達がいました。それは確かマンションメーカーと言われて話題になった記憶があります。

当時は寄らば大樹の陰、重厚長大な企業が人気だったのですが、ブランドの立ち上げを目指した人達もいました。またレンタルレコードとか新事業を考えて実践したひともいました。著作権の問題とかでもめたようですが、あとからピザの宅配事業で成功したということです。

レンタルやリースも普及期でした。ダスキンマットとかが広がった時期です。今はスマホもあればネットもあります。それが何もなかった時代です。工夫と根性の時代です。それから考えると、今は小商いをするには適した時代なのです。国も働き方改革の旗振り役をしていますから、それなりの成果は上がると思います。

今朝の日経の一面にアマゾンが輸出の代行を始めると出ていました。これも小商いをする我々にとってはチャンスだと思います。こだわりの商材があれば世界に売れる道が個人で出来るわけですから。小商いも儲けるという当たり前のことを除けば、色んなビジネスが浮かびます。それをどういう風にして儲かるシステムにしていくかが面白い所ではないでしょうか。

これから小商いの事をもっと紹介していきたいと考えています。とにかく思いついたことを書いていこうと思います。ヒントになればいいのですが、若いあたまで今の時代に適合するものにして世に出してもらうことができれば楽しいことです。

名刺の使用量が減った。反省

今年は自分の名刺の使用量が例年に比べ少ないので反省しています。名刺屋としてはなぜかを考えてみました。会社関連の取引では継続して取引して頂いていると、

どうしても同じ人と会っているということもありますが、言いわけです。若いころは他のセクションも挨拶させていただくのが常でした。慣れはいけません。反省。

それと毎年、各種イベントや展示会に行くのが趣味みたいなものですから、そこでの主に仕入れ先との名刺交換もかなりの数であったのですが、今年は行ってはいるのですが気になる商品が少ないのです。もちろん自分にとってですが、昨年と同じ商品の展示や新製品で惹かれるものが少なかったので名刺交換して聞くことも少なかったということです。

今年2月からこのブログを始めました。こういうものはあまり得意でないのですが自分にとり新しいことを始めたいと思い続けています。おかげさまで内容はともかく178話になっています。これからはもう少し内容も充実させられるように頑張ります。

もともと営業畑を40年近くやってきたものですから、デスクワークは苦手なのです。でも新しいことを始めたかったので、年甲斐もなく奮闘しています。なんでもやってみると面白くなりますね。

今、巷では我々60代も働き方改革で、もうひと頑張りする人が増えるはずです。違ったことにチャレンジするのも楽しいものです。新しい発見ができます。60代を超えても知らないことばかりです。人生100年時代ということですが、あと40年も生きるのでしょうか。どうしようと思う人は多いと感じています。

とにかく今年の後半は人と会うことを増やそうと決めました。今年で平成の時代も最後です。平成時代にどのくらいの人と名刺交換ができるのか楽しみです。それが来年から始まる新年号の時代へ繋がる事になると信じています。

「障害」ということば

このところ官庁での障ガイ者雇用の水増しという、うそのような話が発覚している。この前は公文書の書き換え、そして政治家への忖度で、その前には消えた年金もありました。まだまだ信じられぬ事が出てくるだろうと思っているのは自分だけでしょうか?

それにつけても障ガイと言う言葉ですが、これも元々は戦前に救護法などで障碍という文字が使われていたそうです。「碍」の意味は、大きな岩を前にして人が思案し悩んでいるさまで、自分の意思が通らない困った状態をいう字だそうです。決して「害」ではありません。

聞くところによると、戦後この「障碍」の碍の字が当用漢字にないため、同じ音読みの害を役人があてて障害にしてしまったそうです。それでもこの字を役所も政治家もマスコミも直すという努力をしません。新聞もテレビも市役所も堂々と「障害者うんぬん」と使っています。最近はやっと心ある人達が害を使わずひらがなやカタカナで使うケースがみられますが、周知はまだのようです。

「ことば」はとても大きな力を持っているのは承知しているマスコミがキャンペーンをうたないのは官僚に、政治に遠慮しているのでしょうか?そんなゲスの勘ぐりさえしてしまいます。どこかの間抜けな官僚が別の音読みにして、どれだけ長い時間嫌な思いをされている人がいるのか考えただけで心が痛みます。

2020年にはパラリンピックも東京で行われます。メダルの数を競うより大切なことがあると思っています。それをやれる力を持った人達が政治家にも官僚にも、マスコミもたくさんいるはずです。自分たちはブログなどでこうして書くしかできませんが、世間でそういうことが話題として出てくることを切に願っています。

今度の水増しの件も、また第三者委員会を設置して、再発防止につとめるということで済まさずに「ことば」の持つ力を使うべきです。「障害」ということばを違うものに変えていく努力を、みんなでしましょう。

「立ち○○○を考える」

以前ブログで「立ち読み」の効能を書いたのですが、改めて考え直してみました。

それは「立ち○○○」についてです。「立ち読み」は自分の場合はことばの収集という意味もあります。目的なしにぶらっと寄って気になるタイトルをチェックしていくと自分が今興味のあることを気がつかせてくれるのです。

不思議な事に図書館や古本屋ではなく書店、それも中規模書店がいいのです。なぜなのかは解りません。もちろん気にいった本は購入します。立ち読みの目的はあります。自分の創る闘う名刺!はことばの名刺ですから、そのことばの勉強、参考に趣味の街散歩のときには必ず寄るようになりました。

本のタイトルやサブタイトルもさることながら腰にまいてある帯も興味深いものがたくさんあります。とても参考になります。人が目にすることは本のタイトルも闘う名刺!のことばを練って想いを伝えるコピーも同じ気がしています。いつも読まないジャンルの本も見ることになるので、なかなか楽しいものです。

そして気がついたのですが「立ち○○○」というのは色々と利用しているものです。たとえば「立ち飲み(角うち)」で酒を一杯やりますし、「立ち食いそば」理屈をいう高いそばより、よほど好きです。最近では「俺の○○○」も市民権を得たと思います。フレンチ、ステーキ~と色んなパターンができました。

立ち○○○は日本人に適っているのではないでしょうか。もともと江戸の屋台とかもそんなイメージですし、海外のように食事に時間をとる習慣が主だとしたら、おむすびだって無いですよね。いいのか悪いのかは別として庶民はさっさと腹ごしらえをして仕事をしてきたのです。

今はなくなりましたが、駅の改札できっぷを切る時もたっていましたし、受付でも普段は座っていても、相対する時は立って応対します。立ち仕事は色々あります。

そういえば展示会などに行くと、海外のブースはイスに座って待っていますが、日本のブースではほとんどと言っていいほど立ってお客の来場を待っているようです。

日本人の立つという概念についても考えてみるのも面白いかもしれません。

「外国人に響く歌謡曲」

きのうテレビをつけたら懐かしい歌謡曲がながれていたのでしばらく聞いていました。青春時代によくながれていた歌でした。ちょっと歳のながれを感じてしまいました。それはそうとその歌番組の趣旨は外国人の選ぶ日本の歌でしたので、昔に流行った曲も新しい市場がみつかると又活躍ができるなと思いました。

最近は日本の観光の誘致のキャンペーンなのかどうか知りませんが、外国人が~といった番組や書籍、商品が増えた気がします。インバウンド消費とやらでたくさんの日本製の商品を買い込む姿があたりまえになってきました。2年後に東京オリンピックということもあり、ますます加速することでしょう。

さきほどの歌謡曲にもどりますが、メロディー・歌詞ともに外国人に響くというのは注目することです。色んな形で日本に入ってきた歌、楽器などの海外の文化が日本風になり海外の人に響いているということになります。それってスゴイことだと思います。まさに文化開発ということですから。

ある外国人の方が詞の意味に魅かれていると話していましたが、あの頃に活躍した作詞家たちは本当に言葉と格闘して練り上げた作品を、商業ベースの期間というものを知りながら短期間に作りあげたことに脱帽です。それと同時に言葉の持つ力を再認識しました。

歌謡曲のなかに出てくる言葉、フレーズはメロディーがついているからより強力に心に響きますが、その言葉、フレーズは絶妙だと思います。自分は言葉の名刺である「闘う名刺!」を宣伝していますが本当に参考になります。今後は自分のノスタルジーではなく歌謡曲の詞についても勉強してみます。

言葉は伝えるだけでなく心に響くということがわかります。それも日本人でなくても母国語の意味に置き換えても響くわけですからすばらしいことです。言葉の名刺をといっていますが、もっともっと工夫しなければいけません。やることはいっぱいあるのは幸せと感じながら、老骨に鞭打ってがんばろうと頭のすみにインプットしました。

 

「ことばの名刺」

最近ネットなどで見ていますと名刺の二つ折りタイプをすすめているところが増えてきたように感じています。確かに名刺は精読率が高く、だれもが受けとってくれるビジネスツールです。それを利用しようということなのでしょう。そしてその内容は会社案内だったり個人案内というものが多いようです。

名刺は精読率が高いのですが内容によります。これでもかとスーパーマーケットの安売りちらしのようにビッチリ書き込まれています。何から何まで書くのは、相手はあまり見ない気がします。安売りチラシと同じように安くすればという話につながりそうです。あなたの本当の想いが、かえって伝わりにくくなると考えています。

では、どうすればいいのでしょうか? ヒントはコピーライターにあります。言葉を練りましょう。あなたの想いを伝える為に「ことばの名刺」を創りましょう。「ことばの名刺」は、あなたの想いや出来ることを、どうすれば一番簡潔に単純なことばで相手に伝えるかを考えて下さい。

「ことば」に関しては書店にいくと参考になるものが、いっぱいあります。立ち読みをしてください。タイトルやサブタイトルをみて自分がどういう言葉に興味を示すのかを見るのに立ち読みは最適の方法だと思います。ブログやネットでも良いのですが、立ち読みはそこまで身体を使っていくのですから、ちょっと感覚が違います。一度試してみるといいと思います。

立ち読みは良い勉強になります。本屋さんには申し訳ないのですが売り場の膨大なタイトルの本から自分の感覚で「ことばのヒント」を探すのには最適です。図書館や古本屋さんではなく書店、大規模書店がいいと思います。いずれ気にいった本なら購入しますからギブ&テイクです。

そしてことばを紡いでいきましょう。あなたの想い、出来ることを名刺に表明して配る事に集中しましょう。成約や成果はあとから付いてくると割り切りどんどん配りましょう。あなたの紡いだ言葉を載せた名刺はきっとあなたに新しいストーリーをもたらせてくれるはずです。

 

 

 

名刺の表裏について

名刺には当たり前ですが裏と表があります。表にはお名前、社名、連絡先が一般的に書かれています。裏はまちまちです。無地の人もいれば、支店網の連絡先が記されているもの、英文表記のもの、地図が入っているもの、商品を載せているものなど様々です。

表はあまり騒がしくするといろんな場面で名刺交換をする際に使いにくいことがあります。気にいったデザインで好印象をもってもらうことを中心に考えるべきと思います。見たからに売り込みたいという名刺もありますが、この時代にあいますか?自分がもらったら、ちょっと引いてしまいます。警戒心がわきます。何か売りこまれてしまうのではと。

それに冠婚葬祭では出しづらくなります。写真や似顔絵が表に入っていると、内向的な自分だとやはり引いてしまう気がします。ただし、仕事をしている写真は良い感じです。何か伝わってきます。ちょっとした事なのですが55×91ミリの小さな世界ですから余計に気になってしまいます。

名刺の特徴のひとつに名刺交換した相手の名刺の精読率の高さがあります。これは重要な事です。人の能力のスゴサです。一読して記憶するわけですが、すべてではないはずです。自分の興味を惹く表記を一瞬にしてインプットします。ですから良く考えて名刺を創りましょう。

裏面のスペースを大切に使いましょう。両面刷りだと若干割高にはなりますが、創りこんだ内容なら十分に元がとれるはずです。自分はそこに想いや、出来ることを記載しています。いわば言葉の名刺です。先ほど書きましたように名刺の特徴である精読率の高さは言葉の名刺には大きな意味がでてきます。

もし名刺なんか後ですぐ捨てると言う人がいれば、そういう方と付き合うのは時間の無駄なので相手にしないほうが得策だと思います。あなたの想いや出来ることをインプットしてくれる相手を大切にしましょう。そしてそのインプットにも時間の制限があることも理解しておきましょう。名刺交換のあと必ずアポイントをとることがより効果的なのは言うまでもありません。

なぜ、名刺なの?

名刺は55×91ミリの小さな世界です。これを名刺交換ということで主に初対面の人と交換しあうのがビジネスの風習です。なぜでしょうか?考えてみました。ちょうどいい距離感なのではと自分は感じています。初対面といってもビジネスです。これから何かをお互いが始めることになるかもしれないのです。その時に小さな紙切れですが何かを交換しあうという処が、絶妙の気がします。

やはり時代が変化しても人の微妙な心の感じ方はあります。その初対面のイメージは以外と誰でも大切にします。スマホで連絡先を交換すれば済む時代にも名刺は持っています。そこには何かがあります。その習慣を使わない手はありません。連絡先の交換だけならスマホで十分です。では、どう使えばいいでしょうか?

自分の場合は小商いをしていますので、その想いと自分の出来ることを伝えるようにした名刺を使っています。表は好みのデザインで一般的な内容ですが、裏面には自分の取扱い商品への想いと出来ることを記載してあります。おかげさま中々、好評をいただいております。この名刺を「闘う名刺!」と名付けました。

名刺は社長、重役も平社員も同じ大きさのなかで表現します。どうしても違いをだしたい会社は役職に和紙を使ったりして材質感で変化を持たせることもありますが、同じ紙で作られることのほうが多いようです。ですからこの55×91ミリのサイズのなかでみんなが勝負することになります。

名刺を活かして使うチャンスは誰でも平等に与えられています。今は会社から与えられている名刺を当たり前のように使っていますが、これからはどうなるか解りません。働き方改革で会社の社員に求めることも変化しますが、社員の会社に求めることも変化してくると思います。

今までは寄らば大樹のかげという考え方が求めていることだったのが、働き方の自由度と福利厚生のバランスがとれていることや、会社の希望通りにいかないことが増える様になるのではないでしょうか。会社と個人の契約が大切になるということです。会社に所属していても自由度が高いことがより豊かな生活に感じるという人が増えると思います。またそうでないと世界での競争にも勝ち残れません。

 

 

 

弱者のための「闘う名刺!」

「闘う名刺!」は弱者の名刺です。ここで言う弱者とは大企業、有名企業、有力企業などの大きな資本・組織・人材・ルートなどを十分に使える会社に対して、個人、零細、起業したてなどの商人達をいいます。また積極的に前に出れる人達に対し、内向的で一歩引いてしまうような人達のことです。

「働き方改革」が進んでいくと、だれもが副業、Wワーク、起業、フリーランスなどの生き方を考えなくてはなりません。その時に我々弱者の闘う武器、小道具となるのが「闘う名刺!」なのです。この名刺は一般の名刺(会社から支給される)と異なり自分で考えて創る、自腹の名刺です。

この名刺にはあなたの想いが、出来ることが表明されているのです。出来ることを表明するということは、あなたはその出来ることのプロ、専門家なのです。少なくとも名刺交換をした相手方は、あなたを○○に詳しい人という認識がされることになります。ここがポイントです。あなたはどこそこの会社の人でなく○○の出来る人になるのです。

時代はどういう風に転がって行くかはわかりません。ゆっくりなのか急なのか、神のみぞ知るところです。それでも支度を怠ると、チャンスは逃げて行ってしまいます。チャンスの女神は前髪しか掴めないといいます。その場でアクションを起こすことが大切なのです。

チャンスはギャンブルで大穴とか宝くじの高額当選者になるなど解りやすい形で現れてはくれません。もっと地味な事なのです。たとえば、あなたにとって有益な人に会えるとか、話すチャンスがあるとか、紹介があったとか日常的なことが多いのではないでしょうか。

そのメンター達に出合った時に「闘う名刺!」を渡せるかどうかなのです。その時に名刺交換ができればしめたものです。あなたの名刺には出来ること、想いが表明されているのですから。あとはちょっとだけの勇気が必要なだけです。

 

 

 

時代の変化に対応するには?

世間では「働き方改革」のことが取り上げられることが多くなってきました。今度は政府が本気になりかけているようにも感じられます。良く言われるのは加重労働が増えるのではないか?とか、経営側に有利なのでは?とかの議論をしているのを見聞きします。はっきり言って、絶対はありませんし、我々がどうあがいても落ち着くところに落ち着くのが世の中でしょう。

かといって何もしないで良いのでしょうか?そんな訳にはいきません。書店に行くと関連書籍や雑誌がたくさん並び始めています。多くは副業、起業、Wワーク、フリーランスの働き方や薦めのもののようです。日本の場合は起業に無関心な人が73%(経産省2017の調査)だそうです。やはり会社に籍を置き、副業やWワークというのが主流になる気がします。

アメリカなどではフリーランサーとして働く人が労働人口の1/3(5500万人)いると言われています。この差が良いか悪いかではなく、日本もそうせざるおえないところに来ているのだと思います。日本的経営や社会制度はこの数十年の間に、様変わりしました。終身雇用、年功序列、社内制度、年金、退職年齢など、考えている間もなく変化してしまいました。

ですから「働き方改革」といっても時間がかかると考えない方が良いと思います。動き出せば歯止めは効きません。他人の出来ごとと受け止めず自分のことと、誰もが考えておくべきです。どの年齢にも、そして男女も関係なくありうることなのですから。

そんな時、何から始めるのでしょうか?まず自分がこれからどうしたいのか、想いがあれば「闘う名刺!」を創ってみることをお薦めします。「闘う名刺!」は会社から渡される一般的な名刺とは違います。一般的な名刺は会社が主であなたは従です。「闘う名刺!」は、あなたが主で会社は従です。そして何よりもあなたの想いを、出来ることを表明する名刺なのです。あなたが世の変化にいつでも対応することができる覚悟のあかしにもなります。