きのうは土用の丑の日、うなぎを食べました。とてもおいしかった。通販で昨年買ったら今年もハガキで限定と書いてあったので買ってしまいました。限定という言葉に本当に弱い家族です。鹿児島産、3匹8.152円というから安いと思いました。
うなぎは精がつくというし、実際ビタミンも豊富だし、うまい。高くなければ毎週だって食べたいぐらいだが、本当は秋から冬が旬だそうです。江戸時代に食べ物屋が夏の売れ行きで困り、何か良い方法は無いかと平賀源内(当時の有名人:エレキテルの発明の蘭学者)に頼んだのが土用の丑の日で「う」のつく食べ物は「うなぎ」、ならば「本日、土用の丑の日」と張り紙をし、これは何だと聞く江戸っ子に、うなぎは古来スタミナ(精)がつく食べ物だから、これを食べて夏をのりこえよう。としたのが流行りのもとだそうです。
平賀源内おそるべし、アイデアの達人ですね。これがキャッチコピーの始まりで、このことから最初の元祖コピーライターといわれています。まあ、多才な人です。冬が旬な食べ物を夏に売る。勉強になります。現代ではバレンタインデーやハロウィンなどで商品喚起するのも同じことですが、当時それを考えるあたりが天才です。
我々、小商いをするものは「うなぎ」のような商品を開拓する必要があります。小商人の生き残る道はこれではないでしょうか。すでに存在している商品も、もっと丁寧に良い所を説明し、心に残る「ことば」で宣伝することではないでしょうか。
大企業のように世界中に商品を広めるのが役割であるところもあれば、小商いで特定のお客様に長くお付合い願う商いもあります。どちらにも大切な役割があります。ただ信頼を裏切らぬ仕事が前提条件です。それが日本の商人、ビジネスマンです。
しかし江戸時代に言葉の力、キャッチコピーをして販売するのはすごいことです。調べると面白いと思いますので、これから注意していこうと決めました。趣味になるかもしれません。