最近の傾向がこわい

小商いをしていますと当然お客様に販売し、仕入先から仕入れるという行為があります。その事で最近気になったことがあります。まず、仕入ですが営業がいなくなりだしています。いわゆるネットでの注文ばかりになってきています。そして今までの担当営業とはほとんど顔を合しません。小商いですから大手のように営業担当が毎日のように来ることはありませんでしたが、この春からはそんな仕組みになったとのことです。超大手以外は順次そうなると聞いています。

時代は人手不足で営業や納品に自社の人間を使えなくなっているのです。ですからネットでの受発注になるのです。今後はAIがもっと進化してそこで働く人達の働き方も変わらざるをえないでしょう。またはリストラになるでしょう。ですから物の値段の交渉も、納品の交渉も決まったことしかできません。人が聞いてはくれません。経営者はそれがお客にとってのサービスと思っています。手間や、人件費、取引状況に左右されない分、価格を安くでき、納期も、価格も明示してあるからです。人間が見えません。

今は色々なことが新しく生まれ変わっています。過渡期です。でも、我々小商いをしている者も過渡期なのです。変革期に無碍な対応をされれば忘れはしません。経営者は自信をもって変革に取り組んでいるのでしょうから小商いのことや少量しか購入していない客など切り捨てるのに痛みなど微塵も感じません。

こういう商いの世界は一般的になるのでしょうか?仕事をしていてつらくないのでしょうか?過渡的なのか、それが受け入れられてしまうのかはわかりません。今はキャッシュレス化でスマホ対応が露店でも行われている中国など。社会のしくみや人間の教育を飛び越えて進歩してしまいます。でもそれが逆に監視社会の入り口になってしまいます。本当に怖い現実です。スマホの個人データーを国がAIが握っていることは進化でなく昔の統制時代なのではないかと感じてしまいます。たかが小商いの日常のことですが、怖い時代の入り口にならないように願っています。