最近『ことば』が気になってしかたがありません。言葉の名刺である「闘う名刺!」を作ろうと進める身なので仕方がないのですが、そう思っているからかもしれませんが、ことばの大切さを言う書籍が増えてきたような気がしています。この間読んで同感と思った本に「読書という荒野」(見城 徹著/幻冬舎)があります。
そこの一節に正確な言葉がなければ、深い思考はできない。深い思考がなければ、人生は動かない。自己検証する。自己否定する。それを、繰り返し、繰り返し、自己嫌悪との葛藤の末に自分の言葉を獲得する。という文がありました。まさに人は言葉で考えているわけで、その内なる声を聞き洩らさないようにしたいものです。
20日で10万冊突破と新聞にもでていました。すごい人気ですね。世の中の人が言葉を気にし始めたのではないでしょうか? 自分の言葉をもっていないと色々なビジネスの現場や仲間とのコミュニケーションの場でもスマホに出てくる解説の延長上ととられると話づらくなってきたのではないでしょうか。
もしSNSやAIの活躍のおかげで人間の内面を見直すきっかけになるといいなと思っています。機械には自己検証や自己否定を繰り返すのに痛みは伴わないでしょう。データーを新しくしていけばいいのですから。人間にはその作業は痛みを伴います。ほんとに苦しい作業です。そこから出てくる言葉は何かが違って感じられるのではないでしょうか。
名刺を依頼されるときに手書き風にしたいという方もおられます。何かが変わり始めているのだと思いたいです。これから働き方改革が広まり、働くことが見直されるようになると、起業、副業、Wワーク、フリーランスの人増えます。高齢者も引退せず働けるだけ働くようになります。女性もパートだけでなく専門分野で主婦となってからでも起業することも増える気がします。その時どの立場でも自分の言葉で話すこと。またそれを表明した「ことばの名刺」=「闘う名刺!」を創りましょう。無駄にはなりません。自分と向き合うことから始めるのですから。