出来ることを伝える名刺を

 先週、文具紙製品展ISOTに行ってきたことは書きました。その時に思ったことなのですが、来場しているたくさんの人が皆それぞれの名刺で活動しているんだなと名刺屋なので考えてしまいます。来場者の分を全部作ればビルが建ちます。でも、どこかで製作しているわけです。

 昔だとそれぞれの町に印刷屋さんがあり、そこで刷る事が多かったでしょう。又出入りの文具屋さんの外商とかに頼んでいたと思います。今はどうでしょうか?もちろん今までどうりのお付合いをされているところはあるでしょうが、ネットで印刷通販、文具通販に外注されることも多くなったはずです。

 商売柄、色々な名刺を見せていただきますが、パターンは同じものがほとんどです。デザインは千差万別ですが内容の表記は同じパターンです。社名、名前、部署、役職、連絡先、ロゴ、認証マークという記載です。時々顔写真入りなどありますがもらっても見たくない事もありますよね。

 これだけ多くの人が使うビジネスの小道具はありません。それも見ず知らずの初対面の老若男女と交換しあう物は他にはありません。それなのに工夫しなくて良いのでしょうか? もったいないです。何とかしましょうというのがThe名刺屋の想いです。

 大きな会社なら信用できるというのはホントでしょうか? 認証マークや有名なロゴ、浸透したコピーを印刷してある名刺をもっていても、最近の偽装や検査の手抜き、隠ぺい、文書の書き換え、労災事故などなど大企業ばかりで信用できますか?もう日本の物造り神話はありません。むしろ中小企業や小商いの方がきちっとした仕事しているのではないでしょうか。

 だって中小や小商いは納期ひとつ、約束まちがいで会社がつぶれます。真剣さが違います。人も少ないから、誰かのせいにはできません。そんな我々が大企業のもつ名刺と同じパターンでいい訳がありません。初対面で何が出来るのかを伝えることが絶対必要なのです。そのための名刺『闘う名刺!』を作りましょう。