日常で生活していて感じることがあります。むかしよりお店で買わなくなった気がします。飲み食いも同じです。ここは東京の府中市ですから、それなりにお店もあります。自分が歳をとったということを差し引いても減った気がします。なぜでしょうか?
ひとつには若い時より購買意欲がなくなったということもあります。それにしても買わなくなりました。ときどき寄るのは本屋、100円ショップ、コンビニ、スーパーぐらいです。あとはネットで購入することが増えました。60過ぎの人間が当たり前のようにネットやスマホで購入する時代になったということでしょうか。
先に書いたときどき寄る店は、みんなチェーン店ですからどこでも同じパターンのお店です。切れているもので、すぐ使うものを買うだけです。むかしなら何があるか見たりしましたが、だいたいどこの店でも同じなので見なくなりました。金額が高めのものはネットで調べてから買います。
むかしはお弁当とか惣菜も各店で特徴のある個人店がありましたが、今は飽きてしまいますね。この店のこれが食べたいというのは家の近くの小さな和菓子屋さんの豆大福くらいです。お店でも売り場でも会話して買うということが少なくなりましたね。小商人としてはさびしい限りです。
自分の商いは会社関係の取引がメインなのですがむかしと比べるとやはり会話は減っています。今日は仕入れの業者からネットでの注文になる連絡がありました。そうなるから登録してくださいと営業の人から話がありました。説明も文書にかいてあるので読んでください。会社でそう決まりましたから、自分ではどうにもなりません。その会社や店に愛着などわきません。
要は白か黒かだけなのですね。違うものが欲しければどうぞ他を探して下さいということなのです。お客と一緒に考えてはくれません。だから同じものならどこで買っても良いというパターンの店ばかりになり、買い物がつまらなく感じるのでしょうか。小商人としては他人ごとではいられません。どう自分の店、商品を魅力的に見てもらうか真剣に取り組まねばと考えています。