名刺の力を見直してみましょう

以前にも書いたのですが名刺にはパワーがあるのは確かです。近ごろ名刺の効果を過大に広告したサイトが増えた気がします。名刺はビジネスの重要なアイテムのひとつなのには間違いありません。しかし万能ではありません。名刺は有効な小道具であり、販促であり、イントログッズです。

6月半ばも過ぎると新入社員の人達も社会にでて名刺をたくさん配ってきたことでしょう。人は社会人となり名刺を持つと何かが変わる気がしませんか。会社からすると名刺を渡した社員は自分たちの会社の社員であることを認め、名刺を渡した人達が名刺交換をする人達との縁も広がって行くわけです。

社員からすれば会社から信用を貸与されるかわりに責任を負います。この信用は自分たちが思うより大きなものです。取引先での商談などはもちろん、社会的な信用、たとえば銀行でローンが組めたりするわけです。組織というバックアップがつくことになるのです。

名刺交換というのは社会との縁を広げていくための初めのことなのです。良く今の時代はSNSがあるのであまり必要がないのではと思う人がいるかもしれませんが間違いです。個人対個人ならともかく商売を継続して行うのならば名刺交換もしたことのない人とは不安になります。

TV番組の年始の社長たちの集まりなどでも名刺交換で名刺を渡さない人はいないと思います。IT産業の社長も、スタートアップ企業の社長も名刺は使います。以前TV番組で投資会社のやり手の社長が名刺をとても参考に投資をしているのに感心させられたことがありました。

人間同士が一枚の紙切れとはいえ、初対面の相手と交換するという習慣に意味があります。人間本来に備わっている力、俗に言う第六感とか好悪の感情とかAIにはない色々なものが人間に何かを与えてくれる気がします。ビジネスの習慣としては、ちょうどいいものなのではないでしょうか。だからこそ工夫したほうが良いに決まっています。そして、あなたの相棒として活躍してもらいましょう。