名刺はビジネスでは当たり前の小道具です。この小道具も変わる時代がきています。いままでのビジネスの社会常識は大企業、有名企業が作ったものです。つまり大きな会社、強い会社のためのビジネスの土俵です。ですからそこへ上がるには彼らの常識に従っていました。今もまだ、ほとんどがそうです。
しかし変わってきました。ネット社会の躍進は常識をくつがえし始めています。つまりネット社会では色んなところに土俵ができて、そこのルールに従うことになります。これがプラットフォームですよね。つまり今までの強者は今までの土俵の上では彼らの常識が通用しても、他の新しい土俵に上がる時は新しいルールの中でビジネスをしていくことになるのです。これはスゴイことですよね。革命です。
新しい土俵が充実した取組みなら、古い土俵は人気がなくなり興業がなりたたなくなります。それが現在です。そんな時に今までどおりの常識の名刺を使っていていいのでしょうか? 古い土俵でだけ勝負するにしても、新しい土俵で勝負するにしても強いもの(先達)が使用しているパターンの名刺では、後から小商いをするものに勝ち目などあるはずがありません。
では弱者はどうすればいいのでしょうか? 自分たちの常識となる名刺を作るしかありませんよね。それが後からどの土俵に上がっても勝負することの出来るプレイヤーとしての心がけです。後から上がるわけですから、自分が何者で、何がしたくて、何ができるかをはっきりと伝えなければ取組みを組んではもらえません。
自分の想いを、出来ること、やりたいことを言葉化して表明した名刺を作りましょう。それが各々の土俵でプレイヤーとして商いをするものの今後の常識にならなければならないと思います。商品の購入や売り買いはネット上で完結できますが、商いの場合は少額ではなく継続して取引をするなら、やはり人対人で名刺交換は必要です。米朝首脳会談だって会わなければ何事も前に進めることはできないのです。
ましてや商いはどんな時代になろうが信用第一は変わりません。妙なところや何を考えているか解らに所と取引はしませんよね。だから自分の想いを言葉化した名刺、「闘う名刺!」(自分がそう名付けました)を創り新しい常識を創りましょう。