時代という言葉

 最近、時代という言葉をよく使っている気がしている。もちろん無意識に使っているのだけれどブログや名刺の作り方を書く際に文字でよく使ってしまっている。他でも友達と飲んだりしている時にも出ているのだろうか。

 来年は平成も最後になり、2月に新年号が発表になるとのことです。昭和も遠くなりますね。昭和で33年、平成で30年生き抜いたことになる。次の時代はどんな塩梅だろうかとか考えるので時代という言葉が多くなっているのかもしれませんね。

 この間、テレビで若い娘が歴史上でどんな時代をのぞいてみたいかという質問でバブルと答えていました。ああそうかバブルはもう歴史上の出来事のひとつなんだと思いました。まして戦争は完全に遠いむかしの出来事で、まさに歴史なんですね。

 時代というのは同世代に生きた者にしかわからない空気みたいなものがありますね。昭和には昭和の、平成には平成の空気感があります。どう伝えればわかってもらえるんだろう。自分たちも戦争を知らない子どもたちだし、大正ロマンとかのイメージはテレビ、映画、本などでみても空気感がわかりませんからね。

 明治維新も戦国もその空気感は想像でしかありませんし、登場する人物も想像でしかないわけです。きっと空気感まで感じられるといたたまれなくなってしまうでしょう。時代という言葉が増えたのには、歳をとりちょっと振り向いてしまうこともありますから注意して前を向かなくてはいけないと考えています。

 しかし、酒を飲んで騒ぐ時は同世代の仲間と同じ空気が伝わると酒もすすみ楽しいですよね。ああ、飲みたくなってきた。もう今日はこれで考えるのはお休みです。日曜日だし早めにひと風呂あびて飲んじゃおうと思います。