女性用の名刺について

名刺の作り方を今まとめています。最初は気楽に考えて作り始めたのですが、甘かったようです。書きたいことが次々でてきてしまいます。今日は女性用の名刺について調べてみました。

現在はほとんど注文がありませんが昔は一定量ありました。それは一般の名刺より一回り小さなサイズ49×85ミリのものです。調べてみますと1980年代に男女雇用均等法が施行され女性があたりまえに就職する時代になってからだそうです。自分が就職した頃からです。

その前は男性より小さめを持つのがおくゆかしく感じられ、相手に受け入れられる時代だったのでしょう。男性の名刺も出世すると分厚い名刺になりましたからね。今ではどちらも歴史上の話です。余談ですが日本の女性が名刺を始めて持ったのは初代総理大臣、伊藤博文の奥様(梅子)とか聞いたことがあります。かの鹿鳴館で使ったそうです。

戦前までは女性が自分の名前を売りにするのは花柳界の芸者さんたちくらいだったので手のひらに収まりのよいサイズになったとか聞きました。今もその名残りか水商売の女性の名刺にこのサイズは多いのだそうです。現在の会社の注文でこのサイズはきませんから、少しは社会も良くなったのかもしれません。

これからはどうでしょうか? むかしの女性の仕事での大変さを歴史の一部と考えている世代が活躍する時代ですから、逆にカワイイとか他と違いオリジナルとかになることも考えられますね。これは女性達に任せるしかありません。昭和な世代はこのセンスについていくのは無理があるようです。

何につけても女性が活躍してくれなければ成り立たないのです。個人的には大きさは同じにして、名刺の角を丸くするのがいいなと考えています。名刺交換をする際にやさしいイメージを与えられる気がします。これは女性だけでなく男性にもいいかもしれませんね。理由を聞かれ話題にできるかもしれませんから。