最近地元の府中駅にある書店の場所が2階から1階へ移転しました。2階にあるころは本好きなので、通過するたびに何となく寄っていました。1階に移って数か月たつのですが3回ぐらいしか行っていません。近くなったのに何が原因なんでしょうか。
1回目に行ったときはレイアウトが違うのでそれを覚えたイメージでした。2回目はいつも行くコーナー(商売関連、歴史など)に行ったのですが何か違って感じました。買いたいと思っていた本が置いていなかった事もあります。3回目は慣れてきたのですが吟味できない、落ち着かない感じでした。本好きは何となく立ち読みをしながら買う本を探しますが、どうして違和感をもってしまうのだろうか。
場所が変わると慣れないのはしかたないけれど、購買意欲が下がるのは自分も小商いをする端くれとして考えてみようと思っています。自分のことなのに今はこれだから買いにくいと思い当たりません。なぜだろう。ひとつ思い当たるのはレイアウトです。もうひとつは在庫かな。以前は売れそうにない本も結構並んでいたので色々とヒントになり良かったのですが、売れ筋が置いてある気がします。
商売としてはデーターから売れ筋を置くのが当たり前なのですが、本屋好きからすると何か物足りない感じです。これは自分の勝手な在庫の並びをみての意見ですから、気のせいかもしれません。自分のどこかにAIとかデーター管理への違和感や反発があるのかもしれません。
でも書店に限らず、これからの商売はAI、データー管理、SNSなどを駆使していかねばならぬのは小商人の自分も良く解っています。そうせざるを得ないとも感じています。でも何か人間のもつ5感、いや第六感を気にかけることも忘れて欲しくないと思います。人と人が出会う時感じるのは損得ばかりではないはずです。これからの小商いは大企業と差別化して生き残るのには、このあたりがヒントのような気がしてなりません。理屈にあわなくても応援したくなるといったことが必要なのかもしれません。