名刺もズイブン変わったんだよ

「闘う名刺!」の作り方を今編集中なのですが、作っていると昔のことを思い出しながら、ちょっとなつかしい気持ちの自分がいます。昭和から平成のまだパソコンもなかった時のことなど、すでに若い人達には歴史ですよね。でも、初心忘るべからずです。駆け出しの営業のときのことを思い出して、明日から又頑張って行こうと思いました。

名刺は活版印刷でした。鉛の活字を一文字づつひろい字組みして木枠に固定してインクをつけ、それを今より厚手の名刺用紙に刷るというパターンが普通で、一週間ぐらいかかるのは当たり前でした。

それからカラー印刷が多くなったバブル期の前ぐらいから、名刺もオフセット印刷でするようになりました。これは版下をブランケット(ゴム製の筒状のもの)に転写してするので仕上がりはきれいですが、版下の制作に時間も金もかかり名刺の値段が割高になるのをお客様に説明するのが面倒でした。写植専門でやっている業者もずい分といました。前に書いた活字を作る会社もなくなりました。今は何に代わっていったのでしょうか。

そして今はオンデマンド機の時代でしょうか。パソコンで版下を制作したものがそのままプリンターで刷られてくる時代です。家庭用のプリンターの普及もすごかったですよね。昔の印刷屋さんは年賀状で半年食えるとか言ってましたから。そして今は年賀状自体がなくなるかもしれない時代です。

この20~30年本当にびっくりの変化の中であたふたと過ごしてきた気がします。技術の進歩は速い。テレホンカード、ポケットベル、携帯、スマホもあっという間の出来事ですからね。これからの10年どうなっちゃうんだろうかと思います。自分の年齢の事を考えると心配になりますね。これからはAI、自動運転とかなですかね。やはり経験してみるしかありませんね。体で覚えるしかありません。そして頭におきかえるしかないですね。落ち着けることはないと覚悟しましょう。