若い人たちの名刺交換

新聞の上場会社の異動の欄も相変わらずたくさん載っています。どれほど名刺が作りかえられたのだろうか。それと4月に入社した新人も会社に慣れてきた頃だろうか。名刺をぎこちなく差し出していた頃に戻りたいものだと思う。やはり若さはうらやましい。

所属が決まり、お客様への挨拶がひととおり終わると、ほっとするのか色々な事を考え過ぎてしまう。俗に言う5月病には気をつけてくださいね。だれでもありますから、自分だけではありません。若い時は失敗できる特権があると心のうちで開き直って行きましょう。今の人達は大丈夫。年寄りの冷や水ですね。

でも何度でも書いておきます。道はひとつではありませんから。会社にせっかく入社したなら観察するくらいの気持ちでいましょう。人間と組織のいい勉強になると思えばいいのです。そうこうしているうちに新しい考え方や展開があるものです。その時にまた考えればいいのです。新しい人間関係に真剣になっても深刻にならないようにしましょう。

名刺交換もこれからは上司につれられ、紹介されるというパターンではなく、自分の意思で、誰かに会い目的をもっての名刺交換になります。会社のことは相手も知っているかもしれませんが、あなたのことは誰も知りません。あなたが名刺交換をする時にひとことふたことの会話をしたぐらいでは、なかなか覚えてくれません。

みんなそんな経験をしてきています。そこでどうするかが大切なのではないでしょうか。それぞれのやりかたを工夫するしかありません。だれかの良いやり方はあなたに適していないかもしれません。自分で編み出すしかありません。積極的な人もいれば、内向的な人もいます。ただ名刺交換はチャンスであることは間違いありません。スマホ、メール、ライン、SNSと色々な接触の方法はありますが、初対面は名刺交換が、まだ日本では信用されます。社会も働き方改革とかで副業、Wワーク、起業をすすめたりする時代です。自分の想いを言葉化した「闘う名刺!」を工夫して創りましょう。