これからの小商い

この間テレビを見ていたら掃除屋さんのことを取り上げた番組でした。一社は何人かでレバニラ炒めの人気店の清掃を営業時間の終了から始まるまでに終わらせる業者さんでした。お店は中華系ですから油よごれが大変な事になっていましたが約束の時間内で見事にキレイになっていました。

もう一社はひとりで浴槽の清掃をするのですが、個人宅の夜の時間に依頼されるのを得意とする業者さんでしたが、これも見ごとでした。行く前にユニホームや靴下を着替え、身だしなみに気をつけ、夜ですから音のしないように仕事をしていました。2社とも大きなチェーン店とかでなく小商い(いいイメージでそう言わせて下さい)ですが素晴らしいと思いました。勉強になりました。

これからの時代は働き改革というのが政策として広まる時代です。起業、副業、Wワーク、定年の延長、高齢者の雇用、人生100年とかが話題になっています。政府も大企業も都合のいい政策なのでしょう。嫌でも広まると思います。ですから、働く側もどこかに所属することばかりではなく、自分で副業やWワークとして小商いを考えて行きましょう。

先の業者は清掃でしたが、特徴的なのはお客様のニーズを絞っていることです。ひとつは営業時間後から開始までの間のお店、それも油汚れのような作業。もうひとつは夜の個人と浴そうの清掃というニーズでした。こういうニーズを見つけ出すのが我々、小商いをしているものにとっての醍醐味なのです。

ひとり、ふたりでやれるニーズはたくさんあります。例えばパソコンに詳しい方なら高齢者に絞った出張のサービスとか、それもわかりやすくやるアイテムを説明して価格と時間帯を考えれば僕も呼びたい。清掃も換気扇専門とか、配達なども、不動産屋さん専門の何かもできそうですし、色々とありそうです。エリアごとにそんな小商いをしている人を紹介できるプラットホームも良いかもしれません。

小商いをするのはプロです。パート、アルバイトとは違い専門をもったプロなのです。副業、Wワークとはいってもプロとしてやる方が小商いをするべきなのです。つまり、サービスも身元もキチッとしていなければ、お金は貰えません。そんな時代が当たり前になってくる気がします。