朝からテレビでメジャーリーグの試合を見たのなんて初めてかもしれない。起きたら大谷君の2度目の登板でした。メジャーデビューで1勝して3本のホームランそれだけでもスゴイのに7回0封、12奪三振、しかも6回までパーフェクトなんだから驚く。アメリカでも話題になるのは当たり前だが、どうなっているんだ、あの若者は。今日はニュースもワイドショーも大谷君のことばかりやるのは仕方ない。こういうニュースは何度見てもうれしいもんだ。
それにしても冬季オリンピックの頃も思ったが、最近の若者はスゴイ。野球の大谷、フィギア羽生、宇野、卓球の張本、将棋の藤井等々キラ星のごとく現れてきた気がしている。女子も水泳の池江、卓球の石川、伊藤、平野、テニスの大坂等々。東京オリンピックが近いからだけでなく、日本の今の若者たちが頼もしく思える。
バブル崩壊後、リストラ、社会不安、政治の迷走、天変地変とこの25年は次々と襲ってきて、思うようにいかない世の中に閉そく感をもっていたが、スポーツだけでなく各分野で今の若者たちが育ってきているのを感じる。彼ら、彼女らがやることは今までの常識とは違うことが多いが、これからの常識は若いものにチャレンジしてもらうしかないと思う。
大谷君の投手と打者の二刀流にしても、最初は野球関係者であればあるほど無茶なことと言っていたではないか。彼は天才だと思うが、チャレンジを選んだ。常識という周りからの奨めを断り、自分で決めた。彼ほどの目立つチャレンジは無いかもしれないが、会社に新人として入り、常識というルールにぶつかる事が日常的にあるはずだ。若い力で新しい常識を作ってほしい。
ベテラン、高齢者は自分たちの成功体験を押しつけるのをやめよう。経験は大切だが邪魔をするのはやめよう。今日、大谷君の活躍を見ていて自分と同じように思った人も多かったのではないかと思います。彼ら、彼女らの心というか精神風土の内には日本古来からのものが、厭でも脈うっています。大丈夫です。