先日、町田のお客様への納品の帰り道をニュータウン通りから南多摩尾根幹線にかえて帰ってみた。道沿いに大きな空き地があり、そこが計画では施設ができ企業を誘致するエリアになると聞いたことがある。どうやら開発が動き出したようだ。でも、ずいぶん昔だった気がして調べたら2007年2月ごろの新聞のスクラップがあった。
多摩商工会議所と都市再生機構が中心になりベンチャー企業等をよびこむとあった。そこには従来のやり方でなく、準備から立ち上げまで期間を短縮する全国初の試みと書いてある。それでも11年かかり始まるのかと思った。2008年がリーマンショック。翌年政権交代、2011年東日本大震災、消費税8%へと色々あったが、何とか生きていると思いました。
小商いでやっているものは世の中に左右されることも多いので、色々と自分なりのアンテナを張り、自分の考えで行動をします。そのなかで思うことは、事情があるにせよ計画から実行するまでが、とにかく遅いということです。良いアイデアがあっても時間がかかり過ぎるのは、小商いにとり命取りになりかねません。
今、働き方改革とかで起業をすすめ、副業もすすめ、100歳まで生きるライフプランとか言っていますが、いつまでかかるのでしょうか。建物ではなく社会制度や社会常識をかえるのに何をもって推進力にするのでしょうか。都合が悪くなれば、文書を書きかえるのでは困ります。
我々、小商いで暮らす者は必死で考え、行動を決めます。とにかく決めたことは早くスタートしましょう。暮れには豊洲に市場が移り、来年は年号が変わり、新しい天皇になり、消費税が10%にあがり、2020年は東京オリンピック、そのあとはカジノとか色々計画はありますが、阻害要因になることだけはやめてほしいと願うばかりです。小商いは懸命に生きているのですから。