名刺屋としてのこだわりは2つです。読みやすいこと。配りたくなること。後は個々人がデザイン、パターン、紙、フォント、ロゴ、写真、イラスト、地図などを選び、お気に入りの相棒を創ってくれればいいのです。
それとは別に、名刺を有効に活用しようと色々なところで提案させて頂いています。これは自分の出来ること、やりたいことを言葉化して表明した名刺を増やしたいからです。この名刺を「闘う名刺!」と名付けました。名刺をビジネスでの有効な小道具、武器としてとらえ、小商いでは小が大に挑む為に工夫すべきアイテムのひとつとして考えようという提案です。
小さな小さな提案ですが、名刺交換をしたときに、この人は何が出来るのか、したいのかが知りたいと思いませんか。会社のだれそれではなく、この人のことが知りたいと思います。名刺管理のCMでは友達になりたいわけではないというフレーズがあったと思いますが、何が出来るか、したいのかを知りたくなければ名刺交換も名刺さえも必要ありません。
ついでに言わせてもらえば、小商いでは知っている人から買う確率が高いはずです。名刺は相手の知っている人になる為の小道具なのです。小商いでは、そこから継続してお付合いが始まることになります。
自分の闘う名刺!を創っているとき気がついたことがあります。この名刺は自分の出来ることを書きだすことから始めました。名刺を作ることが出来る、イラストが描ける、文字が書けるなどなど。それと今までやってきた出来ごとの好悪の感情なども書きだしてみました。そうすると意外なことに気付きました。
今まで選んだ選択肢のなかで、自分に適していると思っていたことが、意外なことに一番、心に負担がかかっていたことなどです。これからの仕事のやり方、進め方のヒントに気がつきました。つまり、闘う名刺!を創るプロセスには自分にとっては気づき、セラピーなどの効果もありました。これは個人差があると思いますが、新しい自分の名刺を作るならと考えて、出来ることや、自分の歴史の好悪の感情を書き出してみると面白いですよ。これは名刺作成の別効果だと思います。