スポーツも変わる時期だよ

 春の選抜高校野球も始まり、今日からプロ野球も開幕し、メジャーリーグでは大谷が初打席初ヒットを打ったとのことです。まさに球春到来、久々に地上波の放送で巨人対阪神の開幕戦があるので、花粉も辛いし早めに仕事を切り上げビールを飲みながらテレビ観戦をすると決めた。

 自分らの子どもの頃はプロ野球選手が男の子のあこがれの職業だった。今は色んなスポーツをする選択肢があるから、あこがれの職業もずい分変わっている。スポーツもサッカーやバスケ、駅伝、フィギアスケート等。次から次へとスター選手が登場してくる。選択肢が増えるのは良いことだが、スポーツをする環境も変わって行かないと人気スポーツが育たない可能性もある。

 他でも書いたが、今は常識が変わる時期なのだと思う。最近では日本伝統の大相撲やオリンピックで強いレスリングなどもめごとで、うんざり感がある。僕らの時代は運動部のシゴキや制裁などが当たり前の時代であったが、そこは変わるに越したことはない。我慢があたりまえ、長時間の練習量、一年中休みなし、上下関係、スポーツをするための越境入学、特待生などなど。

 スポーツを好きでやる側もそうだが、まわりも変わらなければいけない。長い目でスポーツをしている人達がスポーツで飯が食えることが大切なのだ。プロになり大金を稼ぐのは極少数の人だし、まして現役の時間も短い。スポーツ界全体で競技をまたいでしくみを作らなければ子どもたちが、あこがれる職業にならない。

 政治や官僚にしくみを任せると何々協会みたいな天下り団体に金、予算をつけてやらそうとするのが目に見えている。これでは絶対変わらない。名誉会長が増えるだけになる。忖度ばかりになる。休みの日に学校のグランドを見ているとサッカーの練習を経験者のお父さんたちが指導し、お母さんもきて応援していたりする。だからサッカー人気は根付いたんだと感心する。ああいう活動に予算をつけ、各スポーツに経験者が参加し、何らかの報酬ではなく地域でリスペクトされる名称を考えればいいのではと思う。それはあくまで民間が主となり周りが空気を作らねばいけないと思う。ラクビー世界大会やオリンピックと続くのだから少しづつでも、周りが考えかたを変えることから始めましょう。とりあえず、今日はビール観戦だ。