お彼岸なので墓参りに行きました。多磨墓地は桜がきれいなのだけどソメイヨシノは来週が見ごろかな。久々に家族で行くことができたので多磨霊園駅の近くにある東郷寺のしだれ桜を見てからもどりました。見事でした。
春は新しいものの予感みたいなのがいいですね。本屋によって店内を流していると起業関係の本がずい分と出ているようです。ちょっと目に入っただけでも「会社をつくれば自由になれる。中年起業という提案」とか「会社は1人で経営しなさい」「会社に雇われずにフリーで働く!と決めたら読む本」とか起業~というタイトルの本が今までより多く並んでいました。
今の政府の政策としては働き改革、副業、起業を進める論調ですので敏感に反応しだしたのでしょうか。小商いをしているものとしては、仲間が増えればいいなと、かなり期待しています。一時のブームみたいな現象でないことを祈るばかりです。新しい人達が小商いだけに限らず、サラリーマンという選択肢以外に起業を考えてくれる社会がうれしいのです。
日本は一つの価値感が支配しすぎだと思います。もっと色々な生き方をする若者や定年退職者や女性達がでてくる社会が素敵だと考えています。その一番ともいえる就職しなければならないという価値感と別の生き方もあるという価値観。失敗をしたら終わりではなく、挑戦したという事実に拍手があってもいい。再チャレンジすることが当たり前と受け入れられる社会がいい。
すでに終身雇用は昔の事になっている。先日、リクルート社を紹介した番組を見ましたが、最後まで残る人はほとんどいなくて、起業していく社風と話していました。もちろん、そういう人ばかりで世の中は成り立っていませんから、ひとつの例です。でもバブル位までは働く人の流動性が多くなったはずだ。その後リストラが経営で勝ち抜くためには当然のことのような時代がきた。経営者のハジをさらしたのに社会はそれが当然のように思わされた。時代の空気みたいなものは本当に怖い。これが戦争などにむかわずよかった。
個々人が色々の価値感で生きることを認めることと、応援できる社会にしないといけない。ひとつだけの方向に流れることは怖いことだ。だから小商いも選択肢として考えてくれる仲間が増えればと思う。その人達の名刺を作りたい。