今朝、大至急の名刺の注文がありました。午後一番で納品させて頂ききました。昔、35年くらい前に新人営業として始めた頃にはお客様から良く頼まれたのを思い出します。
あの頃の名刺の印刷は活字を使った活版印刷が主流でした。今と違い文字を拾うのにも時間がかかり大変でした。今はパソコン上で文字組みをしてプリンターから印刷できます。便利になったものです。でも人が急に名刺をきらせて連絡がくるのは変わらないものですね。
名刺の注文もずい分と変わりました。35年前はお客様から電話が入り新しい原稿を取りに伺っていました。今はメールやFAXなどで注文がくるのが当たり前になっていますが、ちょっと前までは本当に何もなかった。コピー機だってほとんどの事業所になかったと思います。学生時代はノートを借りて手書きで写すのが試験前の風景でしたから。進歩の速さには驚くばかりです。
社会人として初めて会社から名刺を渡された時は、なかなかの高揚感がありました。来月になると至るところで入社式が行われます。今の新人たちはどうなのでしょうか? 名刺を有効に使って良い仕事をしてください。この数年の就職状況は売り手市場と言われています。めでたいことなのですが、数か月たつと必ず悩みを抱える人も出てきます。そんな時はあまり深刻にならないでください。
もし、会社に適さないと感じて落ち込むようなら、それは単に会社というパターンが適さなかっただけで、世の中には生き方は色々あるのだと思って欲しい。いくらでもチャンスはつくれる。今度は会社からもらう名刺でなく、自分が自腹で名刺を作れば良い。選択肢は自分で選べば良い。起業もフリーランスも、そして小商いもあります。特別な人だけが選ぶ道ではありません。周りと比べる必要はないのです。名刺ひとつで変わります。
桜の咲くころになると、毎年同じような事考えてしまうようです。あなたの相棒となる、闘う名刺!を作りましょう。