今日は花粉がたくさん飛んでいる。もうすぐ桜の咲くのを楽しみに我慢だ。卒業の季節でもある。一つの事がひと段落して、次のステップに進む季節だ。毎年正月からこの季節になると、何か新しい趣味や仕事のアイデアにチャレンジしなければと思う時期である。
なぜなのか考えてみると無趣味なことが、ちょっと不安になる。今は小商いだが名刺屋で忙しくしているけれど、歳を重ねるほど別な視点や楽しみを持つことが大切に感じられる。若い時に比べると動きが鈍くなり、新しい世界にチャレンジしなくなっている。まだまだ充分に活動できるのだから、チャレンジせずにいるのはモッタイナイことだ。
世の中では会社以外の自分をもつことを進める助言が多いが本当に必要だと思う。何かに懸命になることは素晴らしいが、そのことに幅をもたすには別な世界の経験が役に立つのではないか。それを今の若い人たちは良く知っている。我々の定年を迎えようとしている世代は苦手な人が多い気がする。酒やギャンブルは好きだけど。
最近、うちの業界ではセカンド名刺、2枚目の名刺、二つの名刺を持ちましょうという傾向がある。自分の場合は名刺屋なのでビジネス用、パーソナル用と数種類を使っているのだが、趣味でも自分を広げる名刺を持ちたい。今年は絶対作ろう。その前にやりたいこと整理して、まず一歩を踏み出さなければね。
セカンド名刺の必要性はわかって頂けるだろう。今の世の中で終身雇用はおとぎ話だし、今までのどの時代より、めまぐるしい変化が起きるのが当たり前の時代だ。若い人から、お年寄りまで新しい技術革新や社会の仕組み、常識を皆が模索しながら生きねばならない。そんな時代に対応していく自分であるためには会社から与えられた名刺のロゴだけに頼っては危うい。
ではどうすればいいのか。皆でアイデアをださねばならない。この頃は、働き方改革だとか副業だとか、C to C だとかが話題になっているが答えはひとつもない。皆が色々なアイデアでビジネスツールである名刺の常識を変えて行くしかないのだ.いくらAIの時代になっても人と人とが会わない時代は楽しいとは思えない。まず、会社に所属されている方なら、ご自分のセカンド名刺を創って、名刺入れの中に潜ませてみてはいかがでしょうか。