今日は、なぜかバブル時代のことを、とりとめもなく考えていたので書いちゃいます。あの頃はオフィス関連用品、オフィス家具、内装工事を扱う会社の営業をしていました。30歳前後のことでした。担当は東新宿から代々木、千駄ヶ谷あたりの会社がメインでした。よく買っていただきました。勉強させていただきました。
うちの会社は業界では知られていましたので、色んな業界のお客様がいました。バブルの頃は住宅、マンション、建設、信販カード、教育等々、どの業種でも主要都市に支店、営業所などをだして全国拡大をして行ったので家具、内装、コピー等の事務機など6人規模位の出店でも1000万位になりましたので、会社は儲かりました。でも我々は固定給でしたので不満でした。接待では今よりお金が使えたのがバブルの恩恵でした。
自分は小商いがしたかったのは前にも書いていますが、この頃はオフィス内装を考えていました。これだとお客様と打合せをして職人さんに手配をとり、現場管理をするというパターンですから店も不要でやれるし、個人でも取扱金額は数百万ですし、下請でなくお客様と直取引なら手形の必要もなく現金回収できる。どんな特徴を持った業者がいいかと考えていました。それにこの頃大手メーカーから独立して販売会社を作る方もずいぶんお付き合いしていましたのでそう思ってました。
そうこうしているうちにバブル崩壊となりました。状況はご存知のように一変しました。これはこの業界では厳しいと悟りました。それに自分の考えている小商いとは違うことにも気がつきました。時代とはいえ怖いですよね。想いとは違い金銭だけが目的になりそうな雲行きでしたから。
そのあと5、6年たち厳しい時代でしたが、今の小商いを始めることになりました。儲けは少ないですが、リピートはあります。お客様には喜んでいただけます。すべて新規開拓、地元で商いをさせていただいております。なぜバブルを思い出したのかというと、この時期3、4月は忙しくて今で言う加重労働で、どのくらい残業したかなどと考えたからでしょうか。楽ではありませんが小商人も中々面白いですよ。