働き方を考える

 

 昨日NHKスペシャル「A Iに聞いてみた」という番組をみました。働き方をテーマにA I21万人分の個人データーを投入し、そこから提言を導きだすというものでした。その中の提言のひとつに仕事の効率を上げたければ「11時間54分以上働け」というものがありました。ただ健康度のデーターは含まずです。組合関係、野党はバカなことを言うなと怒りそうですね。

 興味深かったのは、「没頭度」 「継続度」 「効率と利益」という流れでした。11時間54分以上というのは色々な前提条件のうえで成り立つ A Iからの提言でしたが、自分も小商いですがしていますと、夢中になると時間で終わりという訳にはいきません。それで利益につながればいいのですが、それはともかく働き方は難し問題なので、データーだけでは結論は導き出せないなと思いました。

 その番組の中で働く人の満足度のことで、ちょっとした飴やガムを記念日とか、何かにつけ渡しコミュニケーションをとる方がいて、マメにされているのに感心しました。中々でマネはできませんがA Iうんぬんという番組でその方を実際に取材し、取り上げたことにNHKもやるじゃん。と思いました。そこで思うのは飴ひとつでも渡すという行為が働く人のモチベーションにかかわってくるということです。

 自分は名刺屋という小商いの小商人ですが、いつも考えていることがあります。それは名刺交換という習慣のことです。名刺という小さな紙切れを初対面の人と交換するのはなぜ習慣となったのだろうかと。自分はそれが先人たちの生き方の知恵なのだと思っています。人が人と初めて出会い、取引を始めるかもしれない時に眼と眼をあわせ、挨拶をして、なにがしかの会話をすることで人間のもつ本能みたいなもの、勘とか印象とかを働かしているんだと思います。だから今の時代でもメール交換だけでなく名刺交換が有効なビジネスの小道具として使われると。

 自分も名刺の作成を依頼されて作る時は時間をきにしません。だから儲からないのかもしれません。小商いには、大きな儲けは中々大変ですが、満足度は充分あります。番組のなかで起業された方が大変ななかでも楽しそうに仕事をされていましたが、よくわかる気がしました。

 

 

 

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