内向的な人の名刺とは?

 先日、内向的な人の起業の話を書きました。自分が内向的なタイプなので自分の名刺を作る時に色々悩んでしまいます。基本は自分から配りたくなるような名刺を作ろうと努力してきました。それが中々むずかしいのが内向的な人間なのだと思います。同じような人の参考になればうれしいです。

 まず、基本的に目立ちたくない。でも何ができるかを伝えなければ起業も小商いも夢想で終わります。それは絶対にいやだ。とにかく何をしているのかを解りやすく伝えることにしました。自分は名刺、印刷、販促が主体の仕事です。その中でも名刺をメインとしていますので表面に「The名刺屋」と名乗りました。これで職種は伝わります。あとは社名、名前、連絡先など一般的なものです。裏面には、どんな名刺を作りたいのかを書いてあります。言葉が中心にしてあります。

 よく名刺の作り方などを書いた色々の資料や本を見ますと写真、にがお絵など入れた方が印象に残るから起業の際は入れましょう。と推奨しているものが多いのですが、自分の性格からするとダメなんです。とても写真、それも自分の顔を名刺に印刷して配るなど嫌なんです。政治家には向きませんね。でも、小商いですが25続いております。ありがたいことです。

 何を言いたいかといいますと、自分が嫌な名刺は誰が効果的といっても、配れないものだということなのです。組織に所属、会社に就職しますと会社の仕様で支給されますから仕方ないのでしょうが、内向的な上に、更に消極的になるのは良い結果につながりません。内向的な人を活かす為にも経営者の方には一考してほしいものです。積極的な人ばかりで世の中は成り立ちません。

 内向的と消極的と違います。内向的な傾向は考えてからでないと一歩踏み出すのにためらうだけです。考えが決まれば積極的な人より段取りが良く成果が上がる事も多いはずです。壁を前にすぐに上る人と、コースを確認してから全力で登る人が勝つCMがありますよね。

 内向的な人の名刺はその人が納得して制作すれば、大きな成果が得られるはずです。内向的な名刺屋としては時間がかかっても、そういう名刺を創っていきたいと願っています。名刺を画一的にとらえるのではなく、あなたの相棒として配りたくなるものを創ってください。

 

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