最近、名刺管理システム(Sansan)のテレビCMを見ない日がない。どうして高額なテレビでのCMをながし続けることが出来るのだろうか? それだけ儲かるということなのだろう。数年前から色々なビジネスショーで出店していたので内容は知っていたのだがこの一年位のTV、新聞、雑誌等々の取り上げ方の多さはすごい。
2007年に「人と人の出会いを資産に変え、効果的に人が出会う仕組みをつくりたい」と起業したクラウド型の名刺管理システムの会社と日経新聞の1月の記事にも掲載されていた。それによると6000社が法人向けサービスを導入していると書かれている。確かにすごい勢いである。名刺情報を会社で共有の資産としたいと考える会社がこれほどあるのは日本の中で取引はどんなふうになっていくのだろうか?
将棋や囲碁の世界ではAIと人との対局が話題になる。AIが進化していくと、これらの情報はどんな風に人に役立つことになるのだろうか?この会社は何度も色々な人がコンタクトをとっているが取引がないので何種類かの違う方法を提示し、どれを選択するかと確率を示しながらAIと相談するという社会になるかもしれない。いや既にそうなっている。
スタートアップ企業はどんどん投資を集めCMし、社会に今まで気づかなかった価値観を急速に広めていく。その流れが一つの時代であり、正しかろうが、間違いであろうが止めるのは人為の及ぶところではなくなります。AIがAIと何かを進めていくのではなく、そこに人が介在して制御できることを切に願うのは、時代おくれな事になってしまったのでしょうか。
自分にできない事をいくら考えても仕方がないので、自分は人が「ほっこり」できるものを商っていきたいと思います。